雪の日に革靴は絶対NG!

こんな日に革靴で歩くのは転倒しますと
言っているようなもの

いやぁ、都心でも雪が降りましたね(2024年2月5日)。

この日は朝は曇っていたのですが、午後には雨から雪に変わるという予報だったので、当然のように長靴で出勤しました。予報どおり夕方には雪が降り道路はシャーベット状に!

そんな中、信じられない光景を目にしました。こんだけ雪が降って道路がビシャビシャになっているというのに、革靴(しかも天然本革)を履いている人や、ヒールのある靴を履いている人を結構見かけたのです。

ヒールは論外として、雪の日に革靴は絶対にNGです。その理由を説明しましょう。

雪の日に革靴がNGな理由

転倒しやすい

革靴の底は、ほとんど溝がないのが普通です。雪国使用の革靴として、ソールがゴム状になっているのがあり、それならまだしもですが、晴れた日と同じ感覚で革靴を履くのは雪に慣れていない人には極めて危険です。転倒してくださいと言わんばかりです。実際に、まれに都心で雪が降ると、毎度のように店頭で救急搬送されるというニュースがお約束になっていますが、ほとんどの人は雪道に歩くのが慣れて上に、靴の対策をしっかりしていなかったからでしょう。

革靴の寿命が(致命的に)縮む

合成皮革の安物の革靴ならそれほどでもありませんが、高級本革は、水気には極めて弱い性質があります。雪ならず、雨の日でも履くことはおススメしませんが、雪の日は、絶対に浸水します。帰宅時なら、帰ってすぐに乾燥させる(それでも革には大ダメージ)ことができますが、出勤時に革靴が濡れて、きちんとケアできますか?濡れたまま放っておくと、濡れた場所のシミや、カビの原因となります。高価な革靴をそんなに痛めつけないでほしいものですね。

スラックスも汚れる

道路に雪が残っていたり、土砂降りだったりすると、よっぽど上手に歩かない限り、スラックスの裾から下手したら膝裏下くらいまで濡れてしまします。スラックスにも大ダメージです。それに、スラックスの裾が汚れているのは見栄えも良くないですね。少々の雨とかだったら、水たまりを避けて歩くことも可能でしょうが、雪が積もったら逃げ場はありません。少しづつ水たまりをよけて歩くのもかっこいい姿ではありません。

足が臭くなる

革が濡れるとカビの原因になるというのはすでに述べましたが、カビが生えるということは、細菌の温床になるということです。大体の人は、革靴が濡れたまま出勤して、職場で靴、靴下を履き替えて足を吹き、革靴を乾燥させることやってますか?やっていない人がほとんどでしょう。濡れた革靴を履いたまま一日中仕事をすると、帰るころには足は雑菌だらけになっていること間違いなしです。当然、細菌が足裏の汗などと作用して、クサい成分が大量に発生します。足のクサさに悩んでいる方は、その辺も考えた方がよいでしょう。

雪の日に困らないために

雪の日は長靴一択

雪の日は長靴が一択です。「ロングブーツでもいいのでは?」と女性の声が聞こえるかもしれませんが、革のロングブーツは濡らさないのが基本です。またサイドファスナーなどがあると、もれなく浸水します。足クサの原因ですね。

長靴はいて恥ずかしくない?

私のサイトの至る所で申し上げておりますが、長靴って今でも「履いていると変な目で見られる」とか、「長靴ってダサイ」というイメージがあります。
そんなことはありません。

今はオシャレな長靴がたくさんあります。
やせ我慢して革靴履いて足が臭くなったり足が濡れて不愉快な思いをしたり、ちょこちょこと水のないところを歩いて混雑したりするより、長靴履いてさっそうと歩いたほうがずっとかっこいいと思いませんか?オシャレな長靴の紹介はこちら

仕事の都合でどうしても革靴が必要なとき

取引先に商談や挨拶に行くなど、長靴が適切じゃない場合はもちろんあります。そんな時はどうすればいいでしょうか?

オススメは、職場に置き革靴を置いておき、出かけるときに履き替えるという方法です。これならば、少しでも革靴に与える負担は減りますし、濡れる不愉快感も減るでしょう。

まとめ

雪の日の外出は、見栄を張らずに長靴で

繰り返しますが、雪が降っているときは、足もとは長靴一択です。特に雪に慣れていない首都圏の皆さんは、雪の怖さを過小評価しています。ノーマルタイヤの車で外出して、立ち往生しているのも雪を甘く見ているためです。

仕事は休めないからと、無理に革靴で出勤して、転倒して骨折したら何にもなりません。しつこいようですが、最近は長靴だってダサくはありません。堂々と長靴で外出しましょう。

オシャレな長靴に興味がある方はこちらもご覧ください。